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こんにちは。なべおです!
今回は2022年度東京大学世界史の入試問題を徹底的に分析していきたいと思います。
東大世界史を攻略するための勉強方法やおすすめ参考書も紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください😆

目次
第1問:標準

例年東大世界史第1問では600字程度の大論述問題が出されていますが、今年もその形式が踏襲されました。
ただ今年の第1問において特筆すべき点は中央ユーラシアという一地域のタテの歴史が問われたことです。
過去に1999年に「イベリア半島」2001年に「エジプト」の歴史が問われたことはありますが、それ以来の出題となりました。
しかし指定語句を含めて、問われている内容は比較的標準的で、かつトルキスタンの歴史は過去の東大でも第2問などで出題された時があるので、しっかりと対策を行ってきた人にとってはそれほど難しくなかったのではないでしょうか❓❓
難易度としては標準的だったかと思います!
ただ指定範囲が8~19世紀とかなり広いので、計画的に解答を書いていかないと、書くべき要素がまだあるのに字数が足りないという状態になってしまいます。
これは決して今年に限ったことではないですが、解答を書く前に何を解答要素として含めるか吟味する習慣をこれから受験本番を迎える皆さんにはつけていただきたいです!
第2問:標準


東大世界史第2問では100字~200字の中論述問題が出題されますが、今年もその傾向が取られ、難易度も標準レベルだったと思います。
問1(a)のハンムラビ法典に関する問題や問3(b)の変法に関する問題は他大学でもよく問われるような超頻出のテーマなので、確実に取り切りたい問題でした!
勉強法のところでも後で述べますが、東大の世界史は決して重箱の隅をつつくような問題はまず出されません!私立大学の短答問題でたまにしか問われないような細かな知識も不要です。
基本的な受験世界史の知識が備わっていれば、十分対応可能です。
しかし、その知識をコンパクトに文章としてまとめるにはそれなりの訓練が必要です😊インプット中心の勉強になるのではなく、日ごろからアウトプット(演習)も同時に行うことで、こういった論述問題には対応できます!
世界史の勉強をする際には、インプット一辺倒にならないように注意しましょう!
第3問:やや易



東大世界史第3問は基本的には一問一答問題ですが、今年は例年に比べるとやや簡単だったように思えます。
1行論述などの短い論述問題、やや細かい知識を問う問題、図版を用いた問題が出された年もありましたが、今年はそれらもなくオーソドックスな形式だったので、確実に全問正解してほしい問題でした👍
あえて特筆すべき点を挙げるとすれば、問(6)のクリミア戦争においてサルデーニャとともにオスマン帝国側で参戦した2国を答える問題でしょうか❓❓
実はこの問題は、たとえこの2国をしっかり覚えていなかったとしても当時の国際情勢を想起すれば解答可能な問題でした!
クリミア戦争はロシアとオスマン帝国が戦った戦争であり、当時ヨーロッパにおいて産業革命が実現しており、影響力が大きかった2国と言えば、イギリスとフランスであることは容易に想像がつくと思います。
このように東大世界史では当時の国際情勢などから連想して解答を導ける問題もあります。「覚えていない、、、」「知らない」などと焦らずに、落ち着いて考えられたかが問われた良問だったと思います🙂
第3問が1問1点なのか2点なのかはわかりませんが、いずれにしろ受験は1点を争うゲームなので、こういったところで取りこぼしがないようにしてほしいです!

ここからは東大世界史を攻略するための勉強法、またおすすめ参考書を紹介していきたいと思います!
今回お伝えする勉強法は以下の3点です😗
- 教科書を精読する
- 因果関係を意識する
- 過去問と徹底的に向き合う
順番に見ていきましょう!
教科書を精読する

東大世界史は基本的には教科書をベースとした出題になっています。それは多くの教科書は東大の教授陣が書いているからです。
そのため、世の中には様々な参考書がありますが、普段の世界史の勉強においては教科書を軸にしたものにしましょう!教科書をおろそかにして参考書に走るのは本末転倒ですよ😞
その上でまずは1冊、教科書の内容を完璧に理解することを目標にしてください。
なんとなく読むのではなく、ゆっくりでも良いので、しっかり精読することを意識してみてください。「神は細部に宿る」という言葉もありますが、教科書を執筆している方々は、細部にエッセンスを詰め込んでいます!ぜひ一文一文丁寧に読み込んでください!
またもし時間的に余裕があれば、複数の教科書を読み比べるのもおすすめです!ある特定の教科書にしか書かれていないような内容もあるほか、1つの教科書を何度も読み直すとどうしても飽きてしまうからです!
山川出版社・東京書籍・帝国書院などは特に王道なので、これらを読み比べてみるのも良いと思います👊
因果関係を意識する

教科書を読む際はもちろんのこと、普段の東大に向けた世界史の勉強において意識してほしいのが、「因果関係」です!
例えば今年の第2問問3(b)で問われた変法についていえば、単に変法についてその項目を覚えてもあまり意味がありません。
それよりも
変法の背景として日清戦争の敗北・それにより洋務運動の失敗とともに近代化の必要性を痛感したこと、
変法の結果として戊戌の政変により改革は頓挫したこと、
西太后が実権を握ったこと
これらを合わせて覚えたほうがはるかに役立ちます!
このように因果関係をつかむことで、論述問題においても役立つ有機的な知識が身につき、覚えやすくもなります!
単に単語ベースで用語を暗記するのではなく、このように複数の知識を関連付けて覚えることを意識してみましょう!

東大世界史においては、単なる知識ではなくその背景や結果が大事というわけですね!
過去問と徹底的に向き合う

これはすべての入試においていえることですが、入試は過去問を練り直した出題が非常に多いです。
そして特に東大の第1問の形式においては他の大学ではなかなか出題されていません(一部の大学では600字程度の論述問題が出題されているところはありますが、問題の質において圧倒的な差があります!)
そのためある程度知識が固まってきたら過去問を積極的に解くことをお勧めします。
知識が十分に定着していない段階で過去問を解くのはもちろん意味がないですが、いつまでも知識のインプットに費やして、過去問を直前期になって始めて解くというのもあまりお勧めできません、、、
それは上で述べたように、アウトプットとインプットをセットで行うことで、はじめて知識が盤石になるというのもあるのですが、過去問をある程度解くことで、東大においてよく問われる分野が見え、そこに重点的に勉強の時間をさけることができるというメリットもあります!
例えば東大においては古代ギリシアやローマは正直あまり問われませんが、主権国家体制や帝国主義の時代などはよく問われます。こういった傾向を早くから知ることで、より効率的に勉強ができるというわけです😙
まずは1年分解いてみて、全く歯が立たないということでなければ、始めは少しずつで良いので解いていきましょう👌

東大世界史対策として『東大の世界史25カ年』はおすすめです!
25年分もの過去問があるので、十分すぎるほど過去問と格闘できます!
おすすめ参考書 『世界史の見取り図』
最後にお勧めの参考書を一つ紹介したいと思います。それは荒巻豊志先生の『世界史の見取り図』シリーズです!
確かに勉強のベースは教科書に据えてほしいのですが、その補助教材としてこの参考書をぜひ使ってほしいです。
先に述べたような歴史の因果関係がとても分かりやすく説明されているほか、様々な教養も本書の中に盛り込まれており、読み物としてもとても面白いです。
受験世界史というとどうしても単なる暗記に終始しがちですが、将来的にもためになる、受験勉強の世界史に囚われない教養がこの1冊で身につきます!
加えて地図や図版も多く掲載されているので、非常に読みやすく頭に残りやすいです😆共通テストはもちろんのこと、どこの大学でも図版はよく問われるので、その点でも本書はおすすめです!
上中下の3巻あり、ややボリューミーですが、この参考書を完璧にすれば、東大世界史は安定して40点は取れると思います!(僕も本番は42点でした!)
東大世界史に特別な才能は要りません!誰しもがやればとれる科目です!
ぜひあきらめずに頑張ってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました🙏