自己啓発

おすすめ本紹介~『死の壁』~

幸せになりたい!!!
この記事を読んでいただいてくれた方々は幸せになりたいと感じている方も少なくないのではないでしょうか。

そんな方におすすめの本が『幸せは考え方が9割』です!

幸せに毎日を送るためには見方・考え方がとても重要です!

幸せになるためにはなぜ考え方が大事なのか、また具体的な幸せになるための考え方や習慣づけについて徹底解説しています!

「毎日が鬱屈だけど、本当は幸せに生きたい!!!」

そんな風に少しでも感じられている方にはぜひ読んでいただきたい1冊です。

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こんにちは。なべおです!!

今回のおすすめ本は養老孟司氏の『死の壁』です!

!『バカの壁』や最近上梓された『ヒトの壁』と同様、養老さんの「壁」シリーズの1つです。

個人的には、養老さんの著書は非常に論理的でかつ読みやすいのでどれもとてもお薦めです!!

皆さん、「死」について真剣に考えたことはありますか❓❓

葬式をどう執り行うか、遺産はどうするかなどもそうですが、自分が死んだら周囲にどのような影響が及ぶのだろうかといったより抽象的なことも含まれます。

人間は生き物である以上、いつかは死にます。刻一刻と死へのタイムリミットは迫っています。

しかも死はいつ訪れるか分かりません。今から1時間後にはこの世にいない可能性だって0ではありません。私たちは生きていますが、「死」は私たちの対極にあるものではなく、私たちの身近にあるものではないでしょうか🤔

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感想(2件)

死を私たちは遠ざけている

致死率100%であるにもかかわらず、私たちは近代化が進んで以降、「死」を生活から遠ざけてきています

確かに現在、葬式はそこまで私たちの生活の身近で行われているものではないかもしれません。生まれてから人間の死体を見たことがあるという人は少数派ではないでしょうか🤔

しかし昔は死は今以上に私たちの生活に近いものだったのではないでしょうか❓❓

本著でも述べられているように中世の世界では特に日本の場合であれば『平家物語』『方丈記』などにもみられるように死が日常にありました。

もちろん今の時代の方が平和だから死が疎遠なものになったというのはありますが、本著にあるように、「死」を意図的に私たちの住んでいる都市から排除しているような気がします😑

養老さんの他の著書でも言及されているのですが、私たちは今、身体をおろそかにして脳中心の情報社会を生きています。

意識にないもの、脳で理解できないものは生活から排除してしまいます。確かにこれは生活を楽に、便利にするかもしれませんが、より大事なものを見失っているような気もします、、、

死などの無意識を排除している

だから何なんだという反論があるかもしれませんが、いつかは必ず訪れる「死」や私たちの無意識にあるものを排除することは、当たり前に起きることを考えないでいるのは僕としてはやはり問題があるように思えます!!

無意識にあるものが私たちに影響していることは少し考えてみればすぐわかると思います。こういったよく分からないもの、曖昧なものを無視すると様々な齟齬が出てきてしまうわけです。

なおここで少し脱線しますが、本著を含め、養老さんの著書の中では意識にあるもの無意識にあるものの二項対立をベースに展開されます。以下にやや大雑把ではあるものの、二項対立に関連するワードをまとめてみました。ぜひ参考にしていただければと思います。

意識に関するワード:言葉・無機的・虚構・情報・単純・機械・脳・天・絶対・建前・科学・ルール
無意識に関するワード:システム・有機的・実態・データ・複雑・生物・身体・自然・地・共同体・ホンネ

自ら死んでは絶対にいけない!

またこの本では「自殺」についてもとり上げられています。近年になって若者の自殺率が急上昇していることは皆さんもご存じではないでしょうか??皆さんは自殺したいと思ったことはありますか❓❓

僕は正直あります。本当に嫌なこと(失恋や解雇などでしょうか、、、、)があった時は、何のために自分は生きているのか分からなくなりますよね😫

ですが、上で書いたように人間は動物である以上、致死率100%です!!焦って今すぐ死ななくても、いつかは必ず死にます。

そう考えたら慌てて首を絞める必要も、睡眠薬を大量摂取する必要もないのではないでしょうか??

また自殺をすることでの周囲への影響についても考えたことはありますでしょうか??

自分一人が死んだところで何も影響はないと考えたら大間違いです。家族や友達はもちろんのこと、社会全体にも影響を及ぼします。そう思ったら僕は少なくとも簡単には死ねなくなりました😀

僕自身、この本を読んで「死」についていろいろと考えさせられました。まだまだ自分の知らないところで「死」に関して様々な問題が横たわっていることを知る良い機会になりました。

思い悩んだ時こそ、「死」について考えると少し気が楽になるかもしれません。人づきあいでうまくいかなかった、などという時にも所詮人間なんだからいつか死ぬのだし、と思うと少しはのびのびと過ごせるかもしれません。少しくらいやらかしたとしても、後で取り戻そうとも前向きな気持ちでいられるかもしれません😆

ただあまり深く「死」について思い悩みすぎないことも大切です。自分自身の「死」については死んでみないとどうなるか分からないのもまた事実です。ほどほどに考えるようにしましょう!!

今まで死ななかった人はいません!!たまには「死」について思いを巡らせてみるのも悪くはないかもしれませんよ👌

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感想(2件)

「死」についての名言を紹介!

最後に「死」に関する名言をいくつか紹介して終わりたいと思います。

ナチスの迫害を受けた一人でもあるアンネ・フランクの「私は、死んだ後でも生き続けたい

イングランドの代表的な劇作家であるウィリアム・シェイクスピアの人間、一度しか死ぬことはできない。命は神さまからの借りものだ

以前にも紹介しましたがインド独立に大きく貢献したマハトマ・ガンディーの「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」などなど、どれも素晴らしい名言ではないでしょうか💗

最後まで読んでいただきありがとうございました🙏

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