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【5分で読めます!】【感想】映画を早送りで観る人たち・ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形

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こんにちは。なべおです!

今回はおすすめ本紹介ということで稲田豊史著の『映画を早送りで観る人たち』を紹介したいと思います。

この本では昨今の若者の特徴を「映画を早送りで見る」という観点から非常に鋭く解説しています。

いわゆるZ世代と呼ばれている人の特徴を非常に鮮明に描いた作品です。

今回はそんな本書の要約・感想を書いていきます。

ぜひ最後まで読んでみてください!

映画を早送りで観る人たちの要約

まず最初に『映画を早送りで観る人たち』の要約を簡単にしていきたいと思います。

本書のテーマの一つとしてなぜ映画を早送りで見るようになったのかという疑問があります。

昨今になってネットフリックスやAmazonプライムなどであまたの映画が、毎月数千円の利用料金で見放題になりました。

これによって気持ちさえあれば月に数十本から数百本の映画を見ることができるようになったわけですが、その一方で多くの人がその映画を早送りで見るようになりました、

それがどうしたと思う方もいるかもしれませんが、このことは現在の社会の問題点を如実に表しているように思います。

まず昨今の世の中は情報などが供給過多になっているという現状です。

本も映画もドラマも次々と新しい作品が登場するようになったことで,夥しい数の供給量となっています。

映画も含め社会の流行に追いついていくためには、これらの氾濫している情報を表面的にだけでも理解していく必要があるわけです。

そのため、早送りをしてでも、友達などのコミュニティでの話に乗っかるために頑張って視聴しようとするわけです。

供給過多がまず1つ目の映画を早送りで見る理由といえます。

無駄を嫌いコスパを求めている

大学の授業もyoutubeの動画も、最近はいろいろなものを早送りしてみている人が多いでしょう。

それは最近の若者が無駄を嫌いコスパを重視していることを象徴しているのではないでしょうか?

もちろんこれがあながち悪いというわけではないとは思いますが、少なくとも無駄を極端に毛嫌いするのはどうかと思います。

動画においても少しでも何にもない間があったり、メインの内容とは関係のないところは飛ばしてしまったり人が多いのは、明快に意味の取れるもの以外は捨象する、コスパを求める若者の特徴といえると本書では説かれています。

Z世代は映画を鑑賞ではなく消費している

本書ではZ世代の若者は映画を「鑑賞」ではなく「消費」しているとしています。

では鑑賞と消費はどう違うのでしょうか?

本書では「鑑賞」とは「その行為自体を目的とする行為」のこと、「消費」とは「その行為以外の実利的な目的が存在する行為」のことを指します。

つまり映画に関しては、映画そのものを楽しむのではなく、その映画の視聴によって友達グループの話についていくため、世間の風潮に乗り遅れないようにするためという別の目的が存在しているというわけです。

映画を単なる情報のインプット素材として活用しているとも言えます。

そのため別に作品そのものを楽しむ必要がないから倍速視聴でも問題ないというのはある意味筋が通っているというわけです。

若者の経済状況が厳しくなっている

映画を早送りで見る理由の理由の一つとして若者の経済状況が本書では触れられています。

日本経済がますます停滞する中で、若者の経済状況は以前に比べ厳しさを増しています。

これは本書でも上がっているのですが、大学新入生の平均生活費(仕送り額から家賃を差し引いた学)は2020年では過去最低の18200円となっています。

つまり一人暮らしをしている場合は特にそうですが、大学生の財布事情は非常に切羽詰まっているといえます。

従って彼らはバイトをして一生懸命生活費を賄っていく必要があり、そのためには世の中の流れに遅れないように映画を見る時間は必要最小限で済ませたいというわけです。

だからこそ倍速視聴は生きるための最適戦略になるわけです。

映画を早送りで観る人たちの感想

続いては『映画を早送りで観る人たち』の感想を書いていきます。

まずは僕自身が最近映画を早送りで見た感想です。

この間unextで「この世界の片隅に」を倍速で見たのですが、確かにセリフは倍速でもしっかり聞き取れることができました。

しかし、それによって作品の細かいところまでしっかり細くできたかといわれると、まだわかっていないところがあるのではないかと思いました。

そしてその映画の要約や感動したポイントを挙げてみろと言われたら、挙げること自体はできるかもしれませんが、表面的で本質から逸れたようなものになるような気がしています。

作品それ自体は当然普通の速度で見ることを期待して作品を作成しています。

また当然映画館で上映されるときは、倍速では再生されません。

作品を制作した人からしたら、倍速視聴で見るなんて言語道断と思うかもしれません。

しかし、映画を見る人からしたら、別に映画をどんな風に見ようが、こっちの自由だと反論するかもしれません。

これもまた一方で筋が通っているように思います。

倍速視聴が正義なのかどうかは難しいところではありますが、なかなか簡単には解決しそうにない問題といえます。

若者はせっかちになっている

これは僕も含めてではあるのですが、若者はますますせっかちになっているように思います。

時間のなさに追われて、どんどんと脳に情報を詰め込もうとしています。

しかし、それらを十分に消化できないままに、次々と時代の最先端についていくために情報を入れていきます。

若者は何もしないでいる時間、退屈に過ごす時間を極端を嫌いになっているように思います。

これ自体は勿論良い面もあります。

単位時間当たりの情報処理量・スピードの向上,勤勉さの向上などでしょうか。

しかしそれによってムラが生じているようにも思います。

上っ面だけを理解して,次に行ってしまうケースが増えたことで,大事なところを見落としてしまう可能性が上昇したような気がしています。

時間がないために一番おいしいところを逃してしまい、次に進んでしまうようなケースが往々にしてあるのではないかということです。

もちろんこの問題はとても根深い問題だと思います。

時間をかけてゆっくり味わえと言って済むような簡単な問題ではないと思います。

しかし、少なくとも焦りすぎて本質を見逃さないようにする意識だけでも持っておくと少しは変わるのではないかと私は思っています。

倍速視聴は結局時短になっていない

これはあくまっで私個人の意見ではありますが、倍速視聴は結局は時短にはなっていないと思います。

倍速でずっと見れば確かに半分の時間で視聴は終わります。

しかしある程度内容も理解しようとする限り、途中で巻き戻したり一時停止いたりすることは往々にしてあるのではないでしょうか?

途中で展開が分からなくなったから、少し巻き戻して見返して、でもまだわからなかったらさらに巻き戻して一時停止して、なんていう経験はあるのではないでしょうか?

そうすると結局はトータルの費やした時間はそこまで変わらないのではないでしょうか?

であれば初めから倍速視聴などはせずに、通常速度(少なくとも1.5倍速)などで見た方が合理的ではないかと個人的には思っています。

映画を早送りで観る人たちのレビュー

ここからは実際に本書を読んだ方のレビューを紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

映画はしないものの、YouTubeの動画は倍速視聴をする若者の1人として、耳が痛くも、その背景にはどんな要因があるのかを解き明かしてくれる本。

すべてがスッキリしたかと言われると少しモヤモヤする部分もあったが、自分自身の行動原理がわかった気がして、少し負い目を感じていた倍速視聴に対して負い目が軽くなった気分になった。

Rakutenから引用

これはなかなか考えさせられる書籍だった。動画の倍速再生は、オッサンである自分も行うことがあるので、若者だけの話ではない。

私自身は映画を倍速再生や10秒送りしたことは無いが、芸術、鑑賞物ではなくコンテンツとして映画やドラマを「消費」する感覚の若者の感覚もわからなくはない。

それ以外にも、ラノベ系、転生物に感じる違和感(都合の良すぎる内容、もっと言えば気持ち悪さ)や、説明の多すぎる漫画(鬼滅など)がなぜ増えているのかなど、ハッとさせられることも多い。

その背景に何があるのかについても考察がなされており、オススメです。

Amazonから引用

本記事の内容が少しでも皆さんのためになったということであれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!