読書

【感想・5分で読める】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

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この記事を読んでいただいてくれた方々は幸せになりたいと感じている方も少なくないのではないでしょうか。

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こんにちは。なべおです!

今回はおすすめ本紹介ということでブレイディみかこ著の『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を紹介したいと思います。

人生いろいろあって当たり前、ということについて、日々の些細なことにつづった名著です。

最後はほろりと泣けるストーリーになっていて、非常におすすめです!

最後まぜひお読みいただき頂けると幸いです。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの要約

まず最初に『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の要約を簡単にしていきたいと思います。

多様性の尊重

本書の主人公の「ぼく」が日本人とイギリス人のハーフとして生まれます。

そのなかで周りはみな西洋人のなかで、自分は東洋人の血を持った人として生きていく葛藤が描かれています。

本書は15個程度の短い実話が並べられている形式で進んでいきますが、そのなかで一貫して語られているのが「多様性の尊重」です!

その15個程度の短い実話の中で「empathy(感情移入)」という言葉にまつわる一話があります。

そこでは「sympathy(同情)」という言葉と対置される形で、他人の気持ちを感じ、その感情を察することの重要性が説かれています。

実際本書では移民ながら人種差別をする子や、アフリカ系の少女、ジェンダーに悩む子などいろいろな子が登場します。

そのなかで、多様性をいかに尊重するかが語られています。

私たちの「常識」は常識ではない

私たちが生きている世界では、あって当然と思うことが多々あるかと思いますが、これは本当に「常識」と言えるものなのでしょうか?

確かに私たちの身の回りでは「常識」かもしれませんが、ちょっと離れたところではそれは全くの「非常識」であることも往々にしてあります。

本書ではイギリスの社会問題について書かれていますが、そこでは私たちが当然と思っていたものも当然ではなくなっています。

本書では「ぼく」がそれま当然だと思っていたことについて、筆者(母親)にいくつも相談しています。

その中で筆者(母親)もそれまで常識だと思っていたものが真に常識なのかについていろいろと考えさせられます。

「私たちの「常識」は常識ではない」というのは1つの本書のメッセージのように思います。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーとは?

最後に少しネタバレにはなりますが「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の意味について解説したいと思います。

なんとなく察せられるかもしれませんが、ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの意味はこちらです。

  • イエロー→黄色人種
  • ホワイト→白人
  • ブルー→憂鬱

この言葉は本書の最初でぼくがノートに走り書きをしたものですが、最後にはイエローでホワイトで、ちょっとグリーンに変わります。

それはぼくが環境問題などにも興味を持ち始めたというのもありますが、グリーンには未熟や経験不足という意味もあり、それが「グリーン」に反映されています。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの感想

続いては『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の感想を書いていきます。

ここでは主に3点書いていこうと思います。

いろいろ迷い苦しむことは普通なこと

どうしても私たちは何かしらの「一貫性」が生きていく上では必要と思ってしまいがちです。

しかしそれは本当に必要なことでしょうか?

これは私の一主観ですが、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」のようにいろいろな色を兼ね備えていることは別に悪いことではないと思います。

逆に一貫性があって、自分自身を一つの色に染め上げる方が逆に難しいと思います。

人間は基本的には愚かな生き物です。

なかなか一貫性を持った人生をおくれないのはある意味当然なことです。

この「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」でも色々な人が色々な行動をしているように、私たちもいろいろな色を持ちつつ、時と場合によって表出する色が異なる、そんな米に戸を送っていけばそれで良いと思っています。

世界は広いことを認識できる

後でも似たようなことに触れますが、本書を通じて「世界はなんて広いんだ」ということに気づかされました。

自分の国だけで生きていると、なかなか他の国のことについて知る機会が少ないです。

もちろん国際ニュースなどで国際情勢については知れますが、その国の文化や内在している民間レベルでの問題についてはなかなか触れることが難しいです。

また毎日の生活がある程度恵まれていると、そういった問題にも意識を向けようともないでしょう。

私たちは何不自由ない生活が遅れていても、その背後では毎日の暮らしにも苦しんでいる人が大勢いることを認識させてくれる一冊です!

読む前は気付きもしない問題に気付かしてくれる

私たちの見えないところでは実は様々な文化的・宗教的・民族的な問題があります。

日本はある意味で平和な国だからこそ、こういった問題はあまり取りざたされませんが、このぼくがいるようなイギリスではそういった問題もしばしばあります。

レイシズム問題・ジェンダー問題・移民問題などなど今まであまり意識してこなかったような問題に本書では気付かされてくれます。

無知でいることは確かに幸せなことではありますが、こういった問題はやはり知る必要があると私は思います。

それはこういった問題で苦しんでいることを知ることによって、自分自身はなんて幸せなんだろうという気持ちにしてくれるからです。

今自分の人生が辛くて辛くてたまらないと感じている方でも、こういったもっと根源的なアイデンティティの部分で苦しんでいる人がいるということを知ることで、自分の今の幸せさを享受できるのではないでしょうか?

ぜひ自分自身の幸せさを認識するためにも本書を読んでみてはいかがでしょうか?

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーのレビュー

ここからは実際に本書を読んだ方のレビューを紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

国籍、人種、宗教、性別…。
そんなボーダーラインが無意味に感じる一冊です!

Amazonより引用

人種差別や国際問題などについて勉強にもなるし更に知りたくなるような本でした。こんな濃い内容にもかかわらず、とても読みやすい文章で書かれていて、本を読み終わるのに時間がかかる私でもどんどん読み進んでしまいました。

Amazonより引用

本記事の内容が少しでも皆さんのためになったということであれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!