自己啓発

【要約】~『コンビニ人間』~

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この記事を読んでいただいてくれた方々は幸せになりたいと感じている方も少なくないのではないでしょうか。

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こんにちは。なべおです!!

今回お伝えする本は第155回芥川賞受賞作品である村田沙耶香さんの『コンビニ人間』です!!

ちなみに村田さんは玉川大学文学部を卒業されているのですが,僕は高校まで12年間大学付属の玉川学園に通っていたため,そこに少し縁を感じています😆(なお以下の内容からはネタバレになるので,この小説を読んだことがない人で内容が気になる方はまず先に読んでみてください!!)

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『コンビニ人間』のあらすじを紹介!

まずはこの小説のあらすじを簡単にご紹介します。

主人公の古倉恵子は36歳にもなりながら,独身でコンビニアルバイトしかやったことがなく,しかしその今の生活でコンビニの店員の時にだけ世界の歯車に慣れていることに満足感を抱いていました。

そんな中,同じバイト先に婚活を目的に白羽さんが入ってきて,自分と境遇が近いことを知った古倉さんは彼と同棲を始めることになりました。

ただ,コンビニに一生を捧げる生き方はおかしい,社会の中でまかり通っている「正常」な生き方で生きるべきだという白羽さんの主張にはどこか違和感を覚えつつも,白羽さんのアドバイスでコンビニバイトをやめ,就活を始めることにしました。

しかし面接当日になってコンビニに立ち寄るやいなや,古倉さんは「コンビニ人間」として機能し始め,自分は「コンビニ人間」として生きていくしかないと悟ることになります。

『コンビニ人間』の言わんとしているところ

世界では多様化が進んでいるといわれていますが,その一方で,社会にそぐわない人は淘汰されていっているように思えます。

「個」の重要性が叫ばれている一方で,理想とされているモデルケースがやはり存在しており,そこに当てはまらない人が変な目で見られるというのは,現代になって色濃くなっているように感じます。

僕自身は「コンビニ人間」として生きるのは全く問題ないと思います。

コンビニの店員として生きていくことに生きがい・幸せを感じ,社会の部品として機能していることに満足し,それがたとえ人数は多くはないかもしれないけど他者に対して貢献していると思えるのであれば,それは当人にとっては理想の生き方であり,他人がそれに対して干渉する権利はないと思います。

一度きりしかない自分の人生は自分の好きなように生きるべきであって👍,それが傍から見たら訳の分からないようなものであったとしても,それはあくまで価値観の違いであって,尊重すべきだと思います。

実際僕にもこの小説の主人公と同じような思いを抱いたことがあります。

「なんで自分だけ考え方が違うのだろう??」,「自分はやっぱりおかしくこの世界に生きている意味はないのではないか??」と思ったことが何度もあります。

しかしそれでも自分の価値観は間違ってはいない,「自分は自分」と思って前に進むことが大事だと知ってからは,前向きに生きられるようになりました。

そしてその後の様々な出会いを通してこの思いは自分だけではないと感じることもできました。

皆さんももし,「自分はやっぱりおかしくこの世界に生きている意味はないのではないか??」と思っているのであれば,「自分は正しい!」と思い直してみてください😊

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『コンビニ人間』の感想

最後に僕なりの『コンビニ人間』の感想を述べたいと思います!

これは僕の持論ですが,社会における「普通」になんてなる必要はなく,むしろなるべきではないと思います。

「個」が強い人間の方が僕は惹かれるものがあると思いますし,そういう少し「変」な人が成功を収めるのだと僕は思います。

特に昨今の学校教育においては,いわゆる「普通」の人が正常とされている節がどこかにあるように思えます!!

それが絶対的に間違っているとは思いませんが,少なくとも「普通」でないことに対して,どこか怪訝そうな目で見るのはどんなものかと思ってしまいます👀

別にどこかの企業に就職して,結婚したのちに子供を生むというのが絶対的な正解ではありませんし,今の世の中であれば,様々なライフスタイルが可能になっています。

もっと自分の思うままに生きることが大なのではないでしょうか❓❓

この世の中に不必要な人なんていません。自信をもって毎日を生きましょう!!

この小説はページ数自体は200ページもないのですが,現在の世界が内包している大きな問題をありありと描いている,誰しもが読むに値する名著です🙆‍♂️🙆‍♂️

なお以下は作者の村田さんに対するインタビュー記事です。是非本書と合わせて読んでみてください!!

https://www.sankei.com/article/20170102-HWV5DQG4BBJNZGBJI6XHPTEIKQ/

最後まで読んでいただきありがとうございました🙏

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