自己啓発

アドラー心理学って何?アドラー心理学を分かりやすく要約・解説!

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こんにちは。なべおです!

今回のテーマは「アドラー心理学」です!

みなさんアドラー心理学が今注目を集めているのをご存じでしょうか?

心理学にはあまり興味がないという方もいるかと思いますが、アドラー心理学には今の人生をどのようにすればより豊かなものになれるのかについて真剣に考えさせられる心理学です。

私自身も最初はあまり心理学には興味がなかったですが、『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』の勇気の二部作を読んだということもあり、今は非常に興味津々です!

本記事ではそもそもアドラー心理学とは何なのか?アドラー心理学の神髄とは何なのかについて分かりやすく解説していきます。

ぜひ最後まで読んでみてください!

そもそもアドラー心理学とは?

アドラー心理学は勇気の心理学とも呼ばれるものですが、その中心的な考えとして誰しもが今この瞬間から幸せになれると定義していることです。

ではそのためにはどうすれば良いのかというと、アドラーは共同体感覚を身に付けることだとしています。

ではこの共同体感覚とは何なのでしょうか?

共同体感覚とはひとことで言うと、ここにいて良いんだたという感覚のことです。

より具体的には時間軸や空間軸を越えて、私が世界のあらゆる人と繋がっており、その中で自らが存在することに価値を見いだしているという感覚です。

そうはいってもよく分からないという方も多いかと思います。

実際アドラーがこの概念を提唱したときには多くの人がアドラーのもとを離れていきました。

ただ今ここにいていいんだという自分自身の存在意義を認めてもらった感覚があると、なんとなく幸せや生きている喜びを感じるのではないでしょうか?

アドラーはそういった感覚を非常に大切にされているのだと思います。

共同体感覚を手にいれるためには?

では共同体感覚を手に入れるためにはまず何をすれば良いのでしょうか?

『嫌われる勇気』のなかで先生はまず、他者の課題を分離せよと説かれています。

これはつまり、自分の中で出きることに全身全霊専念して、他者の挙動が関与することは切り捨てて考えよということです。

これは実際に『嫌われる勇気』で登場する例ですが、子供に勉強させようとする親は、子供の課題に踏み込んでしまっている例です。

あくまで勉強して最終的に利益を得るのは子供です。

そのため無理に子供に勉強を強制させるのは、子供のバックグラウンドを考えていない、ある意味で身勝手な行為なのです。

本書でも度々出てくる諺ですが、「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という諺があります。

これは「~したら良いよ」と提案することはできるけれど、「~せよ」と強制することはできないという意味です。

なぜ他者の課題の分離が必要なのか?

なぜ課題の分離が必要かというと、他者の課題に関わると、余計な悩みが増発するからです。

全ての悩みは対人関係というアドラー心理学の前提がここではあるのですが、他者の課題に踏み込むことで、要らぬ不安を増やしてしまう恐れがあるということです。

先の子供に勉強を強制させようとする親も、勉強を強制させることで、ちゃんと子供が勉強しているか、不安になることでしょう。

一方、あくまで勉強したら?と提案だけして、実際にするかどうかは本人の意思に任せていれば、こういった不安はなくなるのではないでしょうか?

つまり自分自身のやるべきことに集中するために、他者の課題の分離が必要というわけです。

アドラー心理学の特徴

ここからはアドラー心理学の特徴を4つ紹介していこうと思います。

勇気づけ

まず最初は「勇気づけ」です!

アドラー心理学は「勇気の心理学」とも呼ばれていますが、この「勇気」は非常に重要な言葉です。

アドラー心理学は今誰しもがこの瞬間から幸せになれるとしていますが、そのためには今の自分に安住せず現状を少しでも改善しようとする「勇気」が必要だと説かれています。

確かにこのままでいたら良くも悪くも現状維持できますが、それではより豊かな人生は送れません。

アドラーの名言に

「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ

アドラー心理学の名言・格言21選より引用

があります。

変わろうと思えば人は誰でも変われます。ただ変わらないという決断をしているだけで、変わるためには「勇気」がただ必要になるということです。

向上心を高く持ち続けながら、常に変わり続けられる人間になれば、人生はもっと素晴らしいものになると私は信じています!

目的論

アドラー心理学の大切にしていることの一つとして「目的論」があります。

何か出来事が起きた際に、その原因を考えるのではなく、これからどうしていくのかという未来志向・目的的に考えるのがアドラー心理学の特徴です。

人は何かしらの目的をもって生きているとしたうえで、その目的を達成することに非常に重きを置いています。

アドラー心理学の5つの理論として、「自己決定性」「目的論」「全体論」「認知論」「対人間関係論」の5つがあるのですが、「目的論」については特に大事な概念です。

過去に固執せず、常に未来に意識を向けているのがアドラー心理学の大きな特徴です!

全ての悩みは対人関係

アドラーは「全ての悩みは対人関係」に完結できると主張しています。

実際、他人からの目や評価が気になって悩むという経験はだれしもあるのではないでしょうか?

特に他人から評価されると人は喜ばしいものです。称賛されたり、認めてもらったりすると承認要求が充足されてうれしい気持ちになります。

しかし、承認欲求を始め、そうした評価の下で生きていくということはそれらがないと生きていけないことにもなります。

それは何とも寂しい人生ではないでしょうか?

アドラーは

ほかの人の自分に対する評価は、その人の個人的な意見であり、自分の評価そのものには、関係しない

アドラー心理学の名言・格言21選より引用

と主張しています。

『嫌われる勇気』にも書かれているように、本当に自由に自分の人生を生きたいのであれば他者からの評価や言動に一喜一憂してはいけません。

自分の道をしっかりと確固なものにしたうえでその道を突き進めばそれでよいのです。

対人関係に固執せず、自分の思うがままに生き・行きましょう!

自己決定論

続いては「自己決定論」です!

アドラー心理学は自分のことは自分で決めるということを大事にしています。

「自分のことは自分で決める」というのは言うのは簡単ですが、なかなか実際は難しいように思います。

いろいろな周りの環境に左右されてしまい、

もちろん新しく何か自分の意志で決めるのは簡単なことではありません。

しかし、変わろうとしないのは変わらずとも良いだろうと今の環境に安住してしまっているからではないでしょうか?

本当に変わりたいと思っているのであれば、今すぐ行動を起こすべきだ。これはアドラー心理学の一つの神髄です。

アドラー心理学のメリット

アドラー心理学を知ることにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

順番に見ていきましょう!

シンプルに物事をとらえられる

アドラー心理学の大きなメリットとして「シンプルに物事をとらえられる」があります。

アドラー心理学は大抵ののことは自分で解決できるというスタンスを取っています。

すなわち自己中心的な思考をとります。

ただこれは自分勝手とは異なります!

何か物事が起きた際もそれをどうとらえるかの主導権は自分側が握っているということです。

物事をありのまま、バイアスをかけずに見るという点で、非常にシンプルな考え方と言えるでしょう。

世の中には物事を複雑に考えようとする人が多々います。

しかし、本当に聡明な人はあらゆることをシンプルに考えます。

その方が相手にも伝わりやすいですし、納得もしやすく、かつ本質をとらえていることが多いです。

複雑に考えようとする人はどこか自分はこんなにも複雑なことを考えられるのだとひけらかしたいだけなのではないでしょうか?

アドラー心理学は極力シンプルに分かりやすく哲学体系を構築しようとしている点で学びやすい学問ともいえるでしょう!

「生き方」を考えられる

アドラー「心理学」という名前ではありますが「生き方」そのものについても考えさせられるのが「アドラー心理学」のメリットです!

心理学というと、「生き方」なんか関係ないのではないかと感じる方もいるかもしれません。

しかし、先にも話した「課題の分離」によって、自分自身の課題にフォーカスすることは、いろいろなことに煩悶している人生を大きく揺らすものではないでしょうか?

誰もが皆、何かしらの「問題」を抱えて生きているでしょう。

人間関係・仕事・これからのキャリア・自らへのコンプレックスなどなど、私も含めて多くの「問題」があります。

今の自分の人生に何一つ問題はないという方は少ないはずです。

何かしらの問題を抱えている人にとって、今の生き方を再考するうえで、アドラー心理学はその道しるべになることでしょう。

自分自身を変えられる

これが個人的にはアドラー心理学の最大のメリットだと思うのですが、アドラー心理学はただの学問だけでなく「実学」的な要素も強いです。

アドラー心理学を学ぶことで、悩み苦しんでいた目の前の人生の視界が開け、今までの人生を180度好転させることも可能です。

その理由として1つ大きいのが先にもお話した「目的論」と「自己決定論」です!

未来志向で何かしらの目的をもって生きることを是とする点と、あらゆることは自分の手で決めて良いという考えが「自分自身を変えられる」点と大きくかかわっています!

思えば私自身も後で紹介する『嫌われる勇気』を読んで、自分自身で人生をいくらでも買えられることに気づかされ、今こうして幸せに生きています!

今の自分を何とか変えたいと、心の底から思っている方はぜひアドラー心理学を学んではいかがでしょうか?

アドラー心理学を学ぶには『嫌われる勇気』がおすすめ!

アドラー心理学をより詳しく学びたくなったという方も多いのではないでしょうか?

そんな方には岸見一郎・古賀史健著の『嫌われる勇気』をおすすめします!

この本ではアドラー心理学の入門書として広く親しまれている一冊ですが、哲人と青年の問答形式をとっており非常に読みやすいです!

加えて、本記事で上がっている内容をより詳述しており、内容も比較的スムーズに頭に入るかと思います!

『幸せになる勇気』との二部作ではありますが、まずは『嫌われる勇気』だけでも読んでみてはいかがでしょうか?

アドラー心理学は宗教染みている?

アドラーの言っていることは宗教染みていると喝破して、アドラーのもとを離れた人も少なくありません。

実際『嫌われる勇気』のなかでも青年は先生に向かって、なんと宗教染みたまやかしなんだと主張しているシーンがいくつもあります。

確かにアドラー心理学の最終ゴールである「共同体感覚」を手にいれるために必要になるものとして、「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」があるのですが、これも抽象度の高い・宗教染みた概念かもしれません。

しかし、アドラーの考えていることは、非常に論理だった考えに基づいたれっきとした科学であることは強調しておきたいです。

また宗教は何かしらを絶対視・神格視しますが、アドラー心理学はそういった何かしらの絶対的な真理はありません。

あくまでアドラー心理学は反証可能性・検証可能性があるものです。

宗教色の強いものではないことは認識しておくと良いでしょう。

本記事の内容が少しでも皆さんのためになったということであれば幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました!