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【感想・5分で読める】リーダーの仮面

幸せになりたい!!!
この記事を読んでいただいてくれた方々は幸せになりたいと感じている方も少なくないのではないでしょうか。

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そんな風に少しでも感じられている方にはぜひ読んでいただきたい1冊です。

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こんにちは。なべおです!

今回はおすすめ本紹介ということで安藤広大著の『リーダーの仮面』を紹介したいと思います。

ぜひ最後までお読みいただき頂けると幸いです。

本書ではメンバーとして渡された仕事をこなす人から、部下を従えつつ、積極的に引っ張っていく人に対して、どのようにリーダーシップを発揮

リーダーの仮面の要約

まず最初に『リーダーの仮面』の要約を簡単にしていきたいと思います。

リーダーになるための5つのポイント

本書ではリーダーになるためのポイントとして以下の5つが挙げられています。

  1. ルール
  2. 位置
  3. 利益
  4. 結果
  5. 成長

それ以外は無視したとしても、これら5つについて深い理解をしたうえでそれを実践すれば良いとしています。

もちろんこれら5つは非常に奥深く、容易に実践できるものではないのですが、非常にシンプルにこれら5つが必要十分だと説かれています。

「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法という副題も付いているのですが、「マネージャー」になるためのポイント5つはぜひ心に留めておきたいものです。

リーダーになるための「仮面」をかぶれ

本書のタイトルにある「仮面」というのはリーダーとしての人の一面のことを指しています。

「ペルソナ」という言葉でも言い換えられるのですが、人間は決して1つの側面で生きているわけではありません。

仕事とプライベートでは当然別人のようにふるまうでしょう。仕事中にプライベートモードで「マジで~!!」といったテンションで接客していたら即クビになるでしょうし、プライベートのときにも「畏まりました!」のようなテンションでふるまっていたら、周りからいつまで仕事人間なんだよと嫌な目で見られるでしょう。

それと同様にプレイヤーからマネージャーに変わる際にも、また別の仮面(ペルソナ)を被る必要があるのです。

その仮面はどういったものなのかについて、本書では解説されています。

プレイヤーとマネージャーくらいだったら別にどちらも同じなのではないかと感じられた方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

見る視点や量が段違いで変わります

マネージャーというとカリスマ性が必要・自分みたいなズボラな人には無理だといった風に思うかもしれませんが、そんなことはありません。

誰しもがリーダーになる可能性を秘めています。

先にお伝えした5つのポイントを忠実に実践すれば良いだけです。

ぜひこれからリーダーになる人、なりたいと思っている人には読んでいただきたい1冊です!

感情を捨象し、理性的なリーダーになるべし

本書で貫かれている1本の軸として、感情を極力リーダーシップを発揮する際にはいれず、理性的なリーダーになるべきだという点です。

部下に媚を売って好かれよう・飲み会の場に何度も誘って好印象を持たせようといった類のものはカンフル剤にしかなりません。

リーダーとして本当に成功したいのであれば、極力理性的にふるまうべきです。

人間関係は別にドライであっても、組織が組織としてきちんと回っていれば全く問題ないわけであって、仲良くなったり円滑なコミュニケーションが行われることは、組織のリーダーとして部署を回していく上での手段でしかなく目的ではありません。

この点をはき違えている人が多いのではないかと筆者は主張されています。

たとえば、本書のなかでは会社の中で絶対に守るべき「ルール」を制定しようということが語られています。

この際にも、甘い感情・慈悲の感情から「君はいつも頑張っているから別に守らなくても良いよ」といった反例を持ち出すことを固く禁じています。

こういった抜け穴を用意するとそこに付け込んで多くの人がその抜け穴を通ってしまいます。

したがってある意味、厳格すぎる・つまらない人間だと言われている方が、リーダーとしてはうまくいっていると言えるのです。

極力理性的に・感情を捨象することがリーダーの仮面をかぶる際の必要条件というわけです。

リーダーの仮面の感想

続いては『リーダーの仮面』の感想を書いていきます。

ここでは主に3点書いていこうと思います。

時には冷酷に嫌われることもいとわないことが大事

リーダーになる上で欠かせないことの1つとして本書では「時には冷酷に嫌われることもいとわない」が全体を通してあげられています。

これについては私も同意です。

本書で取り上げられている「個人ではなく集団としての利益を優先する」「プロセスを評価せず、結果にこだわる」といったことは手厳しいのではと感じるかもしれません。

しかし、本当に会社、そして社会に貢献したいのであれば、こういったことは必要不可欠ではないでしょうか?

その「貢献」のためには時には部下から嫌われるような立ち居振る舞いも必要になってくるのではないでしょうか?

実際、組織の中で浮いている存在、同じ方向を向いていない存在がいるのであれば、注意をしたうえでそれでも改善しないのであれば、辞めさせることも視野には入れる必要があるでしょう。

本当に部下全員が気持ちよく会社や社会に尽くせるようにするためには、リーダーがこのようにリーダーらしく振舞う必要があるのです。

リーダーになるために「いい人」になる必要は全くありません!!

リーダーとしての立ち位置を考えさせられる

本書の中では先にも書いたように5つのリーダーになる際のポイントが語られているのですが、一番私が感銘を受けたのは「リーダーとしての立ち位置」の項目です。

多くのリーダーは部下との対人関係に悩んでいるのではないでしょうか?

どれくらいの距離間で部下と接すれば良いのだろう、近い関係にいた方が良いのだろうかといった悩みを抱えたことはないでしょうか?

本書では部下とは迷わず距離を取れ!と断言しています。

部下と近しい関係にあった方が風通しがよくなり、仕事も能率的になるのではないかと思われた方もいるかもしれません。

ですがリーダーはあくまでリーダーであってプレイヤーではありません。

したがって、部下と何か円滑なコミュニケーションをして協働作業をするという機会がそもそもほとんどありません。

あくまでリーダーは部下・プレイヤーの仕事を監督したり、割り振りをしたりするのが役目です。

それよりも部下と接近しすぎることにより、「責任者」というリーダーの役目がおろそかになることの方が問題です。

責任者がいることで、最終決定も円滑に行われますし、最後の責任は取ってくれるという安心感にもつながり、部下が伸び伸びと動けます。

またリーダーが見ている視点は半年・1年・5年といった未来であり、今ではありません。

そういった点でもあまりリーダーは部下と近すぎるのは良くないのです。

リーダーに誰しもがなれることを再認識できる

本書では愚直に努力すれば誰しもがリーダーになれると主張されています。

わたしたちが良く知るような大企業の社長はみな超優秀なリーダーばかりで、そういった人たちを「リーダー」と思っていると、自分には無理だと感じてしまうのも無理はありません。

もちろんリーダーとして組織を回してくことは決して簡単なことではありませんが、誰しもができることでもあります。

そのためには5つのポイントを実践し、素顔を捨て仮面をかぶることなのです。

他の人よりも一歩先を行ったリーダーになりたいと思っている方はぜひ本書を読んでいただければと思います。

リーダーの仮面のレビュー

ここからは実際に本書を読んだ方のレビューを紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

言葉だけ捕まえると冷徹な印象ですが、リーダーたるものバイアスをかけないことや、きっちりと評価をする上で必要なファクターであると記載されてます。言われれば当たり前だけど、それが出来ていないのも事実。参考になりました。

Amazonより引用

あるべきリ-ダ-像の要諦がまとめられている。再読入りした。

Amazonより引用

本記事の内容が少しでも皆さんのためになったということであれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!